遺言書の意義

遺言書は、大切な人たちの未来を守るために重要な役割をもっています。

遺言書を作成することで、家族間のトラブルを未然に防ぎ、想いや資産の行き先を正確に伝えることができます。

法的に有効な遺言書を準備しておくことで、書いた本人も安心して暮らすことができます。

遺言書の種類

• 自筆証書遺言

本人がほぼ全ての内容を手書きでする遺言書です。

メリットとしては、費用がかからず、いつでも作成できることです。

法務局に保管する制度もあり、紛失や偽造のリスクを減らすことができます。

ただ、法律で定められた形式を守らないと無効になる場合があり、

亡くなられた後、遺言の内容を実行するためには裁判所の検認手続きというものが必要です。

尚、法務局へ保管する制度もあり、その制度を利用した場合は検認手続きは不要です。

• 公正証書遺言

公証人が公証役場にて本人の希望をもとに作成する、法的に効果が強い遺言書です。

公証役場で作成されるため、確実に有効な遺言書となります。

また保管は公証役場で行うので、紛失や改ざんの心配もありません。

裁判所の検認手続きも不要です。

ただ、公証人の手数料が掛かるのと、証人が２名必要です。

• 秘密証書遺言

これは遺言者が内容を秘密にしたままで公証人に証明してもらうものです。

ですが、一般的に利用されることは少なく、選択肢に入れられる方もほとんどいないと思います。